【初心者向け】物理サーバーとは?クラウドとの違いもわかりやすく解説!

インフラ

「物理サーバーって聞くけど、結局なんのこと?」
「クラウドや仮想サーバーとどう違うの?」

そんな疑問を持つ人のために、この記事ではバカでもわかるくらい簡単に「物理サーバー」について説明します。

物理サーバーとは?

物理サーバーのイメージ
物理サーバー(データセンターに並ぶ実機)

まず、「サーバー」とは、データやサービスをほかのコンピューターに提供するコンピューターのことです。

その中でも、実際にハードウェアとして存在しているサーバーのことを物理サーバー(Physical Server)と呼びます。

つまり、目に見える“本物のコンピューター”です。

たとえばこんな感じ

あなたの家にあるパソコンを想像してください。あれをもっと強力にして、

  • たくさんの人が同時に使える
  • 24時間365日動くように設計されたマシン

それが「物理サーバー」です。

中にはCPU・メモリ・ストレージ(HDD/SSD)などがぎっしり詰まっています。見た目は地味ですが、会社やネットサービスを支える“縁の下の力持ち”です。

どこにあるの?

物理サーバーは、企業やデータセンターの中にずらーっと並んでいます。

  • 銀行や企業 → 社内サーバールームに設置
  • Webサービス会社 → 専用のデータセンターに設置

冷却装置が回り、常に一定の温度で動かされる環境で管理されています。

仮想サーバーとの違い

比較項目 物理サーバー 仮想サーバー
実際に存在するマシン ソフトで作られた“仮想のマシン”
性能 1台分の性能をまるごと使える 他の仮想マシンと共有
柔軟性 固定的で変更に時間がかかる すぐに作ったり消したりできる
コスト 購入・設置費が高い 必要な分だけ支払う(クラウド型)
管理 自分でメンテナンス クラウド業者が代わりに管理

つまりこう!

物理サーバー=本物のパソコン(自前で用意)
仮想サーバー/クラウドサーバー=ネットで借りられるパソコン(業者が用意)

どちらがいい・悪いではなく、目的に合わせて使い分けるのが大切です。

物理サーバーのメリット・デメリット

メリット

  • 他の利用者とリソースを共有しないため、安定した性能
  • セキュリティや設定を自由に管理できる
  • 大量のデータ処理など、高負荷な処理に強い

デメリット

  • 初期費用が高く、メンテナンスも必要
  • 設置場所や電源、冷却などのインフラコストがかかる
  • 柔軟にスケール(増減)しにくい

クラウドとどう関係してるの?

実は、クラウド(AWS・Azure・GCPなど)も、裏側ではこの「物理サーバー」がたくさん動いています。

ただし、クラウドではそれを仮想化技術で分割し、あなたが「必要な分だけ」使えるようにしているんです。

つまり、クラウドの正体は、世界中にある超大量の物理サーバーの集合体です。

まとめ

項目 内容
物理サーバーとは 実際に存在する本物のコンピューター
仮想サーバーとの違い 仮想はソフト上で作られたもの
メリット 性能が安定・自由に管理できる
デメリット コスト高・柔軟性が低い
クラウドとの関係 仮想化された物理サーバーの集合体

物理サーバーは“現実のエンジン”、クラウドはそのエンジンをネットでシェアする世界。

やさしく解説。実際のハードウェアとしてのサーバーの役割や仕組みを、わかりやすい例で紹介します。

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