全19種類のプロトコルを、初心者にもわかるようにやさしく・短く・イメージしやすく説明します。
1. HTTP(HyperText Transfer Protocol)
- Webページを見るときに使う通信ルール。
- ブラウザでサイトを開くときに、HTMLや画像をやりとり。
- 📦 例えるなら:「普通の手紙」。誰でも中身が見れる。
🔐 2. HTTPS(HTTP Secure)
- HTTPに「暗号化」を追加した安全な通信。
- ネットショッピングやログイン時に使われる。
- 🔐 例えるなら:「封筒に入れて鍵をかけた手紙」。
📁 3. FTP(File Transfer Protocol)
- ファイルを送ったり受け取ったりするための通信ルール。
- サーバーにファイルをアップロード・ダウンロードするときに使う。
- 📂 例えるなら:「荷物を運ぶ宅配便」。
📤 4. SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)
- メールを送るときのプロトコル。
- メールを他のサーバーへ配信する役目。
- ✉️ 例えるなら:「ポストに投函する作業」。
📥 5. POP3(Post Office Protocol v3)
- メールをサーバーから自分の端末にダウンロードするプロトコル。
- 一度ダウンロードするとサーバー上のメールは消える。
- 📨 例えるなら:「郵便局から手紙を持ち帰る」。
📧 6. IMAP4(Internet Message Access Protocol v4)
- サーバー上にメールを残したまま、必要なときだけ見に行くプロトコル。
- スマホ・PCなど複数端末でメールを確認可能。
- 📂 例えるなら:「郵便局のロッカーを見に行くだけ」。
🌍 7. DNS(Domain Name System)
- 「名前(例:www.google.com)」を「住所(IPアドレス)」に変換する仕組み。
- ネットの「電話帳」のような存在。
- 🗺️ 例えるなら:「地図アプリで場所を調べる感じ」。
🏠 8. DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)
- パソコンやスマホに自動でIPアドレスを割り当てる仕組み。
- ネットに接続するときの「住所登録」。
- 📋 例えるなら:「ホテルのフロントで部屋番号をもらう」。
⏰ 9. NTP(Network Time Protocol)
- パソコンやスマホの時計を正しい時間に自動で合わせるプロトコル。
- サーバーから正確な時刻を取得。
- 🕒 例えるなら:「時報に合わせて時計を直す」。
📊 10. SNMP(Simple Network Management Protocol)
- ネットワーク機器の状態を監視・管理するプロトコル。
- 例:ルーターのエラー監視など。
- 📡 例えるなら:「見守りカメラでネットの健康チェック」。
🔐 11. S/MIME(Secure/Multipurpose Internet Mail Extensions)
- メールを暗号化して、安全に送る仕組み。
- 本人確認(電子署名)や盗み見防止が可能。
- 🧾 例えるなら:「認印つきのセキュリティ封筒」。
🛡️ 12. SSH(Secure Shell)
- 遠くのコンピュータを安全に操作するプロトコル。
- サーバー管理者がよく使う。
- 🔑 例えるなら:「鍵付きのリモートコントローラー」。
📞 13. Telnet
- 遠隔で他のコンピュータを操作するための古いプロトコル。
- 暗号化されていないため、現在はSSHが主流。
- 🧾 例えるなら:「誰でも盗み見できる昔の電話」。
📦 14. TCP(Transmission Control Protocol)
- データを確実に・順番通りに届けるプロトコル。
- 通信前に接続確認をして、途中で抜けたデータは再送。
- 🚛 例えるなら:「サイン付きで確実に届ける宅配便」。
📨 15. UDP(User Datagram Protocol)
- スピード重視で、多少のデータ抜けを気にしないプロトコル。
- 順番がバラバラになってもOK。
- 🎮 例えるなら:「早くて多少ミスがあるオンラインゲーム通信」。
🌐 16. IP(Internet Protocol)
- インターネット上でデータを目的地へ届けるための基本的なルール。
- IPアドレスを使ってルートを決定。
- 🗺️ 例えるなら:「住所を見て荷物を届ける配達」。
❗ 17. ICMP(Internet Control Message Protocol)
- ネットワークのエラー通知や確認に使われるプロトコル。
- 例:pingコマンドで相手に届くかチェック。
- 📢 例えるなら:「手紙が届かなかったときの返事」。
🛡️ 18. IPsec(Internet Protocol Security)
- IP通信を暗号化して安全にする仕組み。
- 企業のVPNなどで使用される。
- AH(Authentication Header):データの改ざんチェック
- ESP(Encapsulating Security Payload):データの暗号化
- 🧳 例えるなら:「封印されたセキュリティバッグ」。
🔌 19. Ethernet(イーサネット)
- LANケーブルなどで使われる、有線ネットワークの通信ルール。
- 家庭やオフィスのネット環境の基盤。
- 🧵 例えるなら:「情報を通すパイプや道路」。
プロトコル | 主な用途 | 特徴の一言 |
---|---|---|
HTTP / HTTPS | Web閲覧 | 暗号なし / ありのWeb通信 |
FTP | ファイル転送 | サーバーとのファイルのやりとり |
SMTP / POP3 / IMAP4 | メール送受信 | メールの配送・取得・同期 |
DNS | 名前解決 | ドメイン→IPアドレス変換 |
DHCP | IP割り当て | 自動でネット接続設定 |
NTP | 時計合わせ | ネット経由で時刻を修正 |
SNMP | ネットワーク監視 | 機器の状態をチェック |
S/MIME | メール暗号化 | 安全なメールのやりとり |
SSH | 安全な遠隔操作 | サーバー操作の定番 |
Telnet | 古い遠隔操作 | 安全性に問題あり |
TCP | 確実な通信 | 宅配便のような丁寧さ |
UDP | 速さ重視通信 | ゲームや通話向き |
IP | 基本の通信ルール | インターネットの住所指定 |
ICMP | 通信確認・通知 | pingの元 |
IPsec | IP通信の暗号化 | VPNにも使われる |
Ethernet | 有線通信 | LANの基本 |
コメント