現在資格取得に向けて勉強をしている最中ですが、
私の周りで応用情報、AWS、ITIL、PMPといった輝かしい資格を多数持っていながらもフツーの会社員に落ち着いている人を何人もみてきました。
そこで最近、感じるのが、**技術系資格の勉強って、どう考えてもタイパが悪いんじゃないか?**ということです。
■ 基本情報・応用情報は“コスパよりタイパが悪い”代表格
IT業界では登竜門的な資格として「基本情報技術者試験(FE)」や「応用情報技術者試験(AP)」が有名ですよね。
もちろん、体系的にIT知識を整理するという点では有意義です。
ただし、その勉強時間が問題。
合格までに必要な勉強時間は、
- 基本情報:200〜300時間
- 応用情報:400〜600時間
とされています。
しかも実務に直結するかというと、微妙なところ。
ITパスポートの延長線上で「勉強した感」はあるものの、現場ではフレームワークやクラウド、実践的なスクリプト力が求められることが多く、「資格の勉強=仕事の即戦力」にはつながりにくいんです。
■ CCNAやAWS認定資格も“期限付き”でタイパが悪化
インフラ系やクラウド系の人は、「CCNA(Cisco Certified Network Associate)」や「AWS認定資格」あたりを狙う人が多いでしょう。
しかし、これもタイパ的に見ると厳しい。
- CCNA:3年ごとに更新が必要。しかも実務でCisco機器を触らない人には知識がすぐに薄れる。
- AWS認定資格:1〜3年で有効期限切れ。クラウド技術の変化が激しいため、定期的な再学習が必須。
つまり、頑張って取っても“維持コスト”が高いんです。
数十時間〜数百時間かけて資格を取っても、放っておけばすぐに失効。これ、冷静に考えるとかなりタイパが悪いですよね。
■ 実務で評価されるのは「資格」より「実績」
実際の現場では、資格よりも「何ができるか」「どんな環境を構築・運用したか」のほうが圧倒的に重視されます。
たとえば「AWS SAAを持っています」よりも、
「Terraformでインフラ構築の自動化をやった経験があります」と言えるほうが強い。
資格は“知識証明”にはなっても、“実力証明”にはならない。
そして実力証明を積むための実務経験やポートフォリオづくりのほうが、明らかにタイパが良いのです。
■ タイパ重視なら「資格勉強よりアウトプット」
もし「スキルを伸ばしたい」「キャリアアップしたい」と思うなら、資格勉強よりも以下のような取り組みのほうが効率的です。
- 小規模でもいいからWebアプリや自動化ツールを作ってみる
- クラウド環境(AWS・GCP・Azureなど)で構築・運用を試す
- GitHubやQiitaに成果を投稿して可視化する
- OSSやチーム開発に参加して実践スキルを磨く
これらはすべて「実力」を直接高める行動であり、転職やフリーランス案件でも高く評価されます。
同じ100時間を使うなら、資格勉強よりもこうした“経験への投資”のほうが圧倒的にタイパが良いのです。
■ まとめ:資格は“目的”ではなく“道具”に過ぎない
技術系資格そのものを否定するつもりはありません。
「体系的に学びたい」「転職の書類通過率を上げたい」といった明確な目的があるなら、資格取得は意味があります。
しかし、「なんとなく取っておいたほうが安心だから」という理由で始めると、タイパの悪さに後悔することになるでしょう。
結局のところ、**“資格を取る”より“できるようになる”**ことが何より重要です。
学ぶ目的を見失わずに、限られた時間をどう使うか。
タイパ重視の時代において、技術者こそこの視点を持つべきだと思います。
(ChatGPTより)



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